組合の事業

板ガラス業界の課題を解決する組合です

板硝子は、テクノロジーと歩調を合わせ日々、進化して います。その結果、私たちの住まいや商業施設において、 建材としての重要性やシェアも大きくなり、専門性をも った業者がますます必要とされています。

そのような状況の中で、板ガラス業界の発展を促進させ る当組合の役割も必然的に大きくなりました。技術力の ある業者の育成、消費者への啓蒙活動、私たち業者の地 位向上のための事業など、様々な課題に取り組む当組合 にご理解、ご支援たまわれば幸いです。

組合の事業 組合員の相互扶助 業界の発展促進 消費者と販売者のマッチング

組合としての活動は、会員企業の得意とする事業(ガラス工事・建具工事・外構工事など)に対してお客様よりご依頼があった場合、仕事の受注斡旋を行うことを目的とする。

会員企業が事業目的の為に必要とする資材や工具類を共同購買することで事業の活性化に貢献する。

厚労省主管の国家検定の中に「ガラス施工」技能検定があります。若手業界人育成の為に新潟県職業能力開発協会様より委嘱を受け実技試験の実施をお受けしております。協同組合の目的外ではありますが業界の発展に貢献いたします。

今後の取り組み

WEBからの受注・斡旋

将来的には組合員の減少が考えられます。どの業界においてもこれからは連携や助け合いがなければ生き残りは難しくなりますので、組合としては会員企業に対して少しでもお役に立てるようにしたいと考えます。そのひとつとして、県内対象にガラス修理、エクステリア(車庫等)を中心にWEBにて仕事を受注し組合員に斡旋する事業を行います。この板硝子業界で生計をなしているプロ集団ですので、新潟県内村上市から糸魚川市まで広いネットワークを利用し、お困りになっている消費者の皆様にお役に立てるものと確信しております。

防災協定

その他、環境の変化により地震や降水などの自然災害が多く発生しております。各地の災害状況を映像などで確認しておりますが、明日は我が身ということを思い知らされます。このような中、災害時にガラス等の復旧作業をしなければならない状況下を想定し、国・県・市と防災協定を結ぶ必要性があると考えており、実現に向けて活動する予定です。

SDGsに向けた取り組み

業界としては透明ガラス、不透明ガラスの切れ端等はメーカーに引き取ってもらい再資源として(端材を溶かして新しいガラスにする)利用してもらっています。ガラスや鏡に含まれる不純物については再利用できないので産業廃棄物として処理をお願いしていますが、最近鏡について裏面の銀を剥がして透明ガラスとして再利用ができるのではないかと言われており今後取り組んで参りたいと思います。

地球環境が変動する中、機能的なガラス(ガラス表面に金属皮膜加工)を使用することで室内の温度を保ったり外部からの熱波や寒波を和らげたりできる機能ガラスが開発されました。これらを使用することで健康に影響のあるヒートショックなどの寒さ対策、夏の遮熱や暑さ対策に機能ガラスを使うことで環境に配慮した貢献ができるものと確信しております。

日本の既築住宅には機能的なガラスは使用されておらず、4000万戸とも5000万戸とも云われている住宅の断熱化が未着工のままになっており、2050年カーボンニュートラル実現に向けて避けては通れない問題となっています。

熱はガラス(開口部)を通して屋内に入ったり屋内から逃げたりします。冬は約60%の熱量が屋内の開口部より流出し、夏は約70%の熱量が開口部より屋内に入室しますので、優れた機能ガラスを使うことで住宅の断熱化や遮熱化が可能となります。